イ ン ド 後 記


旅行中の、未整理でつたない文章を、誤字脱字以外あえてそのまま載せました。
こうしてみるとまさに日記。それこそブログにも載せられない代物かもしれない。
ここでは日記には書けなかったインドの事をもう少し突っ込んで書こうと思います。



■ イ ン ド 人 に つ い て ■

インドには基本的にいい人たちが多い気がします。
皆、ファンキーでノリが良く、自分に正直な人たちです。
騙したりしてくる人もゴマンといましたが、どこか憎めない所があります。
彼らの生き方を見ていても、勤勉で真面目な人もいますが、
大体の人たちは適当に、手を抜いてダラダラと仕事をこなしていました。
そんな国ですから皆よく口論になるのですが、お互い手を出すことはまず無いです。
またインドは、中国に続く歴史ある商人の国です。皆、銭勘定には余念がありません。
おかげで口がやたらと達者で、すぐ相手のペースにはまってしまいます。
そこから色々トラブルに発展してしまう場合があるのですが、それは下で詳しく。


■ ト ラ ブ ル に つ い て ■

皆さんがインドへ行く際に最も気をつけるべきことは、詐欺だと思います。
あるいは、詐欺まがいの限りなくブラックに近い商売人たちでしょう。
自分らも初日から政府観光局を騙った旅行会社にプランを組まされてしまいました。
しかし個人的な体験として、今回は値段相応のサービスだったと思っています。
法外な値段で酷いプランを組まされたと言う日本人にも出会いました。
結局そういう類に引っかかってしまったら、後は運次第。これもカルマかもしれません。
他には、頼んでもいない事を勝手に行い、後からチップを要求してくる輩がいます。
これがまた恩着せがましく、こっちが拒否をしていると即逆ギレします。
こういうヤツらは徹底的に無視するのが1番ですが、なかなか出来ないのが日本人。
自分らも結局面倒くさくなって払ってしまうケースが何度かありました。
とにかく彼らは金への執着がハンパではないので、最後まで気が抜けませんでした。


■ 衛 生 面 に つ い て ■

高級なホテルや地域こそ整備はされていますが、インドの道端は大抵どこもゴミだらけです。
旅行をしていて1番ビビったのが、とにかく皆どこにでもモノやゴミを捨てることでしょうか。
生ゴミ、燃えるゴミ、燃えないゴミ、見境無く捨てまくっています。
メシを食ったらポイ、チャイを飲んだらポイ、電車の窓からポイ。
おかげでどんな田舎でも手付かずの大自然の中でも線路沿いはゴミだらけでした。
美しい川が眼下に広がり、緑溢れる風景に新聞紙が舞っている場面を生まれて初めてみました。
なんだか根本的な道徳観みたいなものが欠如しているような気がします。
かく言う自分も少なからず現地でポイ捨てをしてしまったんですが・・・。
大体ゴミ箱という概念も曖昧で、とりあえずゴミが集まっているところに皆捨てる、といった具合。
これではポイ捨てが無くなるわけないですわ。深刻です。


■ 食 事 に つ い て ■

インド料理の味の基本はマサラと呼ばれる色々な香辛料を混ぜて出来たものです。
日本における醤油のような存在ですが、混ぜ物ですので場所によって違いがあります。
しかしまぁ、いわゆるカレー味です。辛いです。刺激も強いです。
おかげで胃の弱い自分は約一週間、常に下痢と戦っていました。
そんな体なので生水なんて1発KOです。ですから生野菜などを使ったは料理は避け、
火を通した食べ物しか食べれませんでした。(お菓子は除く)
揚げ物料理の種類が豊富でそういうものばかり食べていたのですが、飽きます。
何かマサラ味ではないものを探すのですが、パンぐらいしかないんですね。
あとはチャイニーズフードですかね。これがまた普通にチャイナ味なんです。
他の外国料理は大抵カレー風味なくせに不思議です。国が近いからかな。
ヌードルと言ういわゆる焼きソバや、春巻きはとても美味しいです。
ナンプラーをかけて食べるとまさに日本に帰ったような気分でした。
ゴアではイタリア移民が多く、イタリア料理が盛んでした。
パスタなんて北インドでは高級料理で、なかなかありつけませんでしたからね。
ゴアに着いて、イタリア料理にありついてから、下痢は一切無くなりました。
恐らく精神的な面も大きかったんだと思います。食っていうのは大切です。



ま と め

結局、自分にとってインドとはどんなところだったんだろう?
思い出して見ると、日本にいる時には考えられないくらい強烈な体験を何度もした気がします。
勿論、カルチャーや習慣、考え方などは国によってそれぞれ異なっていますが、
ここ以上多民族・多言語・多宗教な国というもの地球上に存在しないと思いました。
「カオス」としかいいようがありません。世界の縮図として集約されています。
少なくとも今、自分の言葉ではどうにも伝えることは不可能でしょう。
恐らく、今後何年先になるかは分かりませんが、インドにはもう一度必ず行くことになるでしょう。
何故だかはまったく分かりませんが、きっとそういう国なんだろうと思います。





ゴアのあるTシャツ屋にあったご先祖様の写真



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